車の任意保険は月いくら?元整備士が4,000円にした見直し方

車の任意保険の見直しをイメージした書類と電卓 Uncategorized

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任意保険、月にいくら払っていますか。車の維持費の中で、見直すだけで下がる可能性が一番大きいのがこの項目です。

私は今、任意保険を月4,000円で契約しています。やったことは2つだけです。車両保険を外したことと、運転者を自分ひとりに限定したことです。

この記事では、元ディーラー整備士の私が自分の保険をどう決めたかを書きます。あわせて、整備士時代にお客さんから相談された「この修理、保険を使うべきか自費で払うべきか」の考え方もお伝えします。保険の専門家ではないので、制度の説明は出典を示し、判断の部分は自分の実例として書きます。

私の任意保険は月4,000円|まず条件を出します

金額だけ見ても意味がないので、条件から先に出します。

項目私の契約
カローラフィールダー ハイブリッド(H28年式・約14万km)
車両保険なし(外した)
運転者の範囲本人限定
保険料月4,000円(年48,000円)

保険料は等級・年齢・住んでいる地域・車種で変わります。この金額がそのまま当てはまる人はいません。目安として、30〜40代なら年4〜7万円あたりが一般的です。維持費全体の内訳は車の維持費は年間いくら?の記事にまとめています。

同じ車でも保険料が違うのはなぜ?

同じ車種・同じ補償でも、人によって金額が変わります。差を生んでいるのは主に次の3つです。

  • 等級:無事故を続けた年数で決まる割引率(次の章で説明します)
  • 年齢条件:若い人が運転する契約ほど高くなります
  • 車種:同じ車でも型式ごとに事故の実績が集計され、料率が決まっています

「知り合いはもっと安い」と聞いても、条件が違えば比べる意味はありません。自分の条件で見積もりを取るのが唯一の確かめ方です。

保険料の土台になる「等級」の仕組み

任意保険にはノンフリート等級という割引の仕組みがあります。専門用語ですが、中身はとても単純です。

  • はじめて契約するときは6等級からスタート
  • 1年間無事故なら、翌年に1つ上がって安くなる
  • 上限は20等級で、ここが一番安い
  • 保険を使う事故を起こすと3つ下がる

詳しい制度は日本損害保険協会の解説で確認できます。等級は保険会社を変えても引き継がれます。乗り換えると等級がリセットされると思っている方がいますが、そういう仕組みではありません。

車両保険を外した理由|車の価値が下がってきたから

車両保険は、自分の車を直すための保険です。ここで大事なのは、受け取れる金額の上限が「その車の今の価値」で決まるという点です。

新車なら大きな金額が出ますが、年式が古くなるほど出る額は小さくなります。一方で保険料はそれほど下がりません。私の車も価値が下がってきたので、割に合わないと判断して外しました。

判断するには、今の車にいくらの値段がつくかを知る必要があります。無料の査定で相場だけ確認する方法は車の売却・査定で損しない方法にまとめました。ちなみに、価値が下がったからといって寿命が近いわけではありません。国産車がどこまで走れるかは18万km乗った実録で書いています。

もう1つの理由は、修理費なら貯金でカバーできると考えたからです。整備士だったので、どこを直すといくらかかるかの見当がつきます。その範囲なら自分で払えると判断しました。

珍しい選択ではありません。損害保険料率算出機構の統計では、車両保険をつけている人は全国で47.4%(2025年3月末)。半分以上の人はつけていない計算になります。

逆に、外さないほうがいい人

  • ローンが残っている(車が使えなくなっても支払いは続きます)
  • 買って間もない、または車の価値がまだ高い
  • 急に数十万円を出すのが難しい

外すと自然災害の被害も対象外になります。台風や大雨で水没した場合に直す費用は車両保険の担当なので、ここは覚えておいてください。水没時の対処は冠水路と車の水没についての記事で解説しています。

運転者を本人限定にした

保険料は「誰が運転するか」でも変わります。家族限定、本人・配偶者限定、本人限定と範囲を狭めるほど安くなります。私は自分しか運転しないので、本人限定にしています。

注意点が1つあります。限定から外れた人が運転して事故を起こすと、補償されません。帰省したときに親に運転してもらう、友人と交代で運転するといった予定があるなら、事前に範囲を確認してください。1日単位で入れる保険もあります。

現場でやっていた計算|保険を使うか、自費で払うか

整備士時代、修理の見積もりを出すとよく相談されました。「これ、保険で直したほうがいいですか」という質問です。

私がそのときやっていたのは、修理金額と、保険を使うことで上がる保険料を並べて比べることでした。見積もりを出す側だったので、この比較ができました。

なぜ比べる必要があるのか。保険を使うと等級が下がるからです。日本損害保険協会の解説によると、保険金を受け取る事故を起こすと翌年の等級は3つ下がります。さらに「事故有」の高い料率が3年間続きます。

つまり、比べる相手は1年分の保険料ではありません。3年分の増額と、今回の修理代を比べることになります。

修理代判断の目安
数万円自費のほうが安く済むことが多い
数十万円以上保険を使う価値が出てくる

数字は車や契約で変わるので、線引きは自分では決めないでください。保険会社に「今回使ったら、この先いくら上がりますか」と聞けば教えてもらえます。事故の報告をしても、金額を聞いてから使わない選択はできます。

保険料を下げる5つの見直しポイント

見直す場所内容
① 車両保険車の価値と、自分で払える額を並べて要否を決める
② 運転者の範囲実際に運転する人だけに絞る
③ 年齢条件若い同居家族が乗らなくなったら見直す
④ 年間走行距離通勤しなくなった、乗る回数が減ったなら申告し直す
⑤ 保険会社同じ補償でも会社によって金額が変わる

①〜④は今の契約のまま変えられます。効き目が大きいのは⑤で、ここだけは他社の金額を見ないと判断できません。

比べるときは、今の保険証券を手元に置いて、同じ補償条件で見積もりを取ってください。条件をそろえないと、安く見えるだけで補償が薄いということが起きます。

よくある質問

車両保険は本当にいらないのですか?

人によります。私は車の価値が下がり、修理費を自分で払えると判断したので外しました。ローンが残っている方や、急な出費が難しい方には必要な保険です。「みんな外しているから」で決めないでください。

保険を使うと必ず等級が下がりますか?

事故の種類によって扱いが変わります。3等級下がるものが基本ですが、1等級だけ下がるものや、等級に影響しないものもあります。使う前に保険会社へ確認するのが確実です。

見積もりを取ったら加入しないといけませんか?

その義務はありません。ただ、見積もりを取ると保険会社から案内の連絡が来ることはあります。今の契約の満期日が近い時期にまとめて取ると、比べやすく手間も少なくて済みます。

まとめ|下げやすいのは「補償の範囲」と「会社」

私が月4,000円にできたのは、車両保険を外し、運転者を本人限定にしたからです。どちらも自分の使い方に合わせて補償の範囲を絞っただけで、特別な交渉はしていません。

そして、保険を使うかどうかは修理代だけでは決められません。3年分の増額と並べて比べる。これは整備士として見積もりを出していたときに、いつもお客さんに伝えていたことです。

今日できることを1つ挙げるなら、保険証券を出して「運転者の範囲」と「車両保険の有無」の2か所を見てください。今の生活と合っていなければ、そこが下げどころです。

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